エメラルダス EMERALDAS

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エメラルダス EMERALDAS

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激戦地で勝つロッドセレクト

激戦地で勝つロッドセレクト

激戦化が進むエギングシーンで、釣り勝てるロッドセレクトは、最も重要なテーマ。
そんななかで、いま最注目ともいえる5大モデルを、エギングのメッカ・南紀で徹底的にインプレしてもらおう!

エギングの戦略は
ロッドで進化する

エギをしゃくってダートさせフォールやステイにて乗せる。エギングの本質はいまも変わらない。だが、激戦化するフィールドにおいて、一連の動作のなかで、どんなロッドを選ぶのかが、ますます問われる状況になっている。そして、日進月歩のロッドテクノロジーにより、ついにミドル~ハイエントリーモデルにまで多彩な戦略に応えるロッドが手に入る時代となった。ここでは、4人のエキスパートに、そのトレンドを象徴する5大モデルを、エギングのメッカ・和歌山県・南紀エリアに持ち込み、ランガンによるショアゲームで、その実力を検証してもらおう。

ブランク一新の新型MXに加え
AIR AGSの追加モデルも

今回、秋はもちろん周年にわたって、激戦地で釣り勝つという観点から、左写真の5本のロッドで実釣インプレがスタートした。

その中には、ブランクが一新され別物に進化したエメラルダスMXシリーズから選ばれた3モデルがある。細身、軽量、高感度化を実現しながら、大幅な強度アップも実現できる「HVFナノプラス」を採用し、ガイドはフルチタンKガイドでハイエンドモデルに匹敵する操作性を実現。開発担当をして「社内でも、“この価格帯でここまでやるか”といわれるほど、やれることは全部やりました。」といわしめるシリーズとなった。ロケでは86ML・E、83MLーS・E、IL86M・Eの3本のロッドの真価が問われる。

左から「エメラルダスMX86ML・E」「エメラルダスMX IL86M・E」
「エメラルダスAIR AGS 74MH」「エメラルダスMX 83ML-S・E」「エメラルダスAIR AGS 83M-S」

アンダー100gの
スペシャリティモデル

仕事の都合で2日間のみの参加だった野村さんだが、良型をしっかりキャッチ!

EMERALDAS MX 86ML・E

エメラルダスMX 86ML・E

EMERALDAS MX 86ML・E

「これMXでしょう? 重さは?えっ95g。軽っ(笑)。値段もお手頃ながら上級者にも絶対オススメ!」と野村さん。「ロッドは100gを超えると、釣りがどうしても辛くなる」という。さらに、飛距離やシャクリのストロークを稼ぐためにも86というレングスがいいという。「やり込んでいる人だと、少し柔らかく感じるかもしれないけど、逆にいえば、このロッドは曲がることで仕事をしてくれるから、小柄な人や女の子には、これぐらいがベスト」とのこと。その言葉どおり、野村さんは2杯のグッドサイズをピンの藻際から引き出し、最高の笑顔を見せてくれた。

  • ジャークをサポートするML

    キャストやジャーク時にブランクが曲がってくれることでも、アングラーの操作をサポートしてくれるのが86MLという設定。軽さとの相乗効果で、一日の釣りが楽になる

  • すべてが軽快でハイレベルな操作性

    3.5号以内のエギなら、その軽快な操作性は、上位モデルに匹敵。シリーズを象徴するベストエントリーモデルだ

17エメラルダスMXシリーズの進化のポイント

  • 一新されたブランク

    軽さへのこだわりから最新の「HVFナノプラス」をいち早く採用。上位モデルに迫る軽さと強さを両立

  • オールチタンのKガイド

    3万円を切る価格ながら、全機種オールチタンのKガイドを採用。進化したブランクの特性を遺憾なく引き出すためのこだわりである

  • エアスラッシュリールシート

    さらにスリムで軽くなったエアスラッシュリールシートを採用。リアグリップ回りも可能な限りぜい肉をそぎ落とした設計になっている

  • もちろんX45も継承

    ブランクのネジレを防ぐX45は前モデルから踏襲。パワーロスが消えることで、キャスト~ジャークまでのキレも、さらに向上している

難しい状況でこそ生きる
カーボンソリッドの戦闘力

ともかくどこへ行っても確実にイカを出すのが宮澤さん。
アウェイに強いその原動力がソリッドの戦闘力なのだ

EMERALDAS AIR AGS 83M-S

エメラルダスAIR AGS 83M-S

EMERALDAS AIR AGS 83M-S



EMERALDAS MX83ML-S・E

エメラルダスMX83ML-S・E

EMERALDAS MX83ML-S・E

「ソリッドティップは、フォールや中層のステイ中にエギに掛けるテンションを幅広く使い分けられる。これが最大のアドバンテージ」と宮澤さん。「MX83ML-S・Eは、そんな釣りに挑戦するには最高の一本。この価格でここまでの完成度は、もうやり過ぎなレベル(笑)。AIR AGS83 M-Sはさらに軽量でその特性プラス、手感度の高さもあるネ」とのこと。当日は、ややラフな海況だったが、中層でエギを安定させるソリッドロッドは快調。イカパンチを弾かず乗せる目感度もあって、中層ステイ~スライドでティップが入る明確なアタリをだし、4人の中で頭ひとつ抜ける数釣りを楽しんでいた。

  • MX&AIRともメガトップ搭載

    カーボン繊維とレジンが均一に分散しているため、あらゆる方向からの力に耐える強度高い。ティップの安定感も飛躍的向上

  • エギの水中姿勢を自在にコントロール

    「チューブラーのテンションがオン⇔オフだとすると、ソリッドティップは、その間を無段階で使い分けられるイメージ」だと宮澤さんはいう。ロケ当日は、シャローのピンスポットでスライド&カーブフォール〜中層ステイ〜フリーフォールまでを繊細に使い分けられるこの特性が効いた。もちろんディープレンジでは、ティップが潮流の変化が目感度でつかめる。まさに激戦地で勝てる武器だ

  • イカパンチを絡め穫るソリッドの特性

    AIRはもちろん、MX83ML-Sも目感度と乗りを両立したハイレベルな仕上がり。シャローの中層ステイで頻発するイカパンチを絡め獲り、歴戦エギンガー・宮澤さんをうならせた最強のバリューモデルの誕生だ

  • ソリッドは海面がラフな状況でも中層のステイが安定する

    当日は、ややラフな海況だったが、ソリッドティップの柔軟な特性は、中層ステイ中の波による影響を抑え、シャローのロックショアからイカを引き出した。アングラーの意図的な操作以上に、この特性が、ソリッドティップの釣れる秘密だ

  • ソリッドの弱点を消し去ったロッドテクノロジーの進化

    ソリッドティップゆえに、投げ&シャクリへの不安を感じる人も少なくないが、このふたつのモデルでは、その心配は皆無。長いタラシをとったペンデュラムで投げれば飛距離も十分。ジャークもブレず、ロッドテクノロジーの進化を象徴している

インターラインならではの
快感を極める

インターラインはロックショアに強い。
ロケでの見事な釣りで、福島さんはそれを証明した。

EMERALDAS MX IL 86M・E

エメラルダスMX IL 86M

EMERALDAS MX IL 86M・E

「“ラインが絡むガイドがない”っていう、この楽釣感、一度使うと癖になりますヨ」とは福島さん。彼は、普段もエメラルダスAIR73MIを愛用するインターライン派だ。「多少の風があっても、ライントラブルがないから釣りに集中できる」のがその理由。MX IL86M・Eの印象は、「長いかな?とも思ったけど、軽いからすぐ慣れました。力まなくても飛ぶんで、自分のロッドより楽です(笑)」と2杯の良型を含む数釣りを初めての南紀で満喫。「ラインがロッドで守られているから、磯でも細いラインを傷めずに使える。これも大きな武器。感度も遜色ないから、ぜひ使ってみてください」

  • ガイドレスだからこその「独特の感度」がある

    「インターラインのロッドって、ガイドロットとは違う面白い独特の感度がある」と福島さん。彼いわく、これもインターラインを使う理由だ

  • ナイトゲームももちろんトラブルレス

    ナイトゲームでもトラブルレスの特性が釣果を生む。ロケ初日の夜には、ディープのボトムにエギを送り込み、取材中の最大キロオーバーをゲット!

  • 小イカも獲れる柔軟なティップ

    「インターラインは肉厚だからティップが硬い」というのは過去の話。このサイズのイカパンチも絡め獲れるのが新生MXのインターラインだ

  • 極細ラインを安心して使える

    耐摩耗性の観点から磯では使い難い0.6号のラインも、ラインをロッドが守るインターラインのほうが圧倒的にリスクは低い

ランガンを極めるMH級
ショートロッド

ナイトでもしっかり結果を出す。完璧なアテンドをしつつ結果を出すのはさすが最強のロコ

EMERALDAS AIR AGS 74MH

エメラルダスAIR AGS 74MH

EMERALDAS AIR AGS 74MH

紀伊半島で、圧倒的な実績を叩き出す木森さんが提案したのがこのロッドだ。ナイトの20mを超すディープにおける「サウンドジャーク」から、デイのピンスポットにおける「細かいシャクリ」まで、激戦地で勝つための要素を凝縮したのがこの74MHだ。「バットパワーは、“赤イカ系”を想定していますけど、ベリーまではある程度入るので2.5~3号を使えます。ともかく必ず釣るためのロッド(笑)」。ロケでは、取材をアテンドしつつ、随所でしっかりイカを出しその言葉を証明。「ちゃんと振り切れば8ft級に飛距離も負けませんよ」と木森さん。次のステージを目指す人なら、絶対に見逃せないモデルといえるだろう。

  • ジャークを繊細に使い分ける

    フォールの間を取れないシャローでも細かいジャークの繊細な操作で、そこをポイントに変える!

  • 秋イカもサイズもOK

    ティップ~ベリーは2.5~3号のエギにも対応する柔軟性をもつから、秋のような中小型主体の釣りでも抜群のポテンシャルを発揮してくれる

  • 究極のアキュラシー

    ピン打ちの精度は、74というレングスゆえに別物である。抜群の操作性との相乗効果は、木森さんの大会における実績が証明している

  • 8ftを超える飛距離も出せる!

    肉厚で細身のパワーのあるブランクは、ペンデュラムキャストで、しっかり振り切れば8ft級を超える飛距離を叩き出し、射程距離でも釣り負けることはない

MXリールもオールNEW!

ロッドと並んでMXシリーズのリールも全面リニューアル。前モデルよりも10~15gの大幅な軽量化を達成し、ピニオン部分にマグシールドを搭載、ドラグもATD化。エメラルダスカラーを使ったスプールのデザインも注目。使用した4人も口々に上位モデルと遜色のない使用感を絶賛していた

EMERALDAS MX

エメラルダスMX

EMERALDAS MX

  • 野村珠弥

    野村珠弥

    明るく陽気なキャラクターとトップクラスのテクニックを併せ持つ女性エギンガー。今回も弾丸ツアーの強行軍のなか、きっちりグッドサイズを引き出した

  • 宮澤幸則

    宮澤幸則

    エギングを黎明期からリードしてきたレジェンドアングラー。ソリッドティップモデルの戦闘力を生かし激戦区の南紀でもしっかり結果を出してくれた

  • 福島芳宏

    福島芳宏

    石川県在住で、地元で圧倒的な実績を叩き出す実力派の若手エギンガー。インターラインロッドと独特のルーズドラグスタイルでガンガン釣りまくった

  • 木森直樹

    木森直樹

    南紀をホームとする最強のロコアングラー。MH級のショートロッドを駆使して、ロックショアのランガンゲームでも繊細にして大胆なゲームを見せてくれた